2022.04.28

氏名:藤原さんご夫婦 
家族構成:息子(8歳) 3人家族
里親歴:平成25年9月から(9年目) 
今まで迎え入れた子どもの数:10名
子どもを受け入れた期間:短期 1日 長期 11ヶ月

質問1:里親になったきっかけは?

(里父)
私たちは2001年に結婚し、なかなか子宝に恵まれなかったため、結婚10年目を過ぎたころに2人で今後のことを話し合ったんです。たまたま知り合いに、お子さんがいらっしゃらず、里親として子どもを育てていたご夫婦がいて、そういう形でも子育てに携われるといいなと思ったのがきっかけです。
 
(里母)
里親をしている知人のもとで、子どもがすくすく成長していくのを見ていて、次第に「自分たちもできるのかな」と思い始めました。当時はまだ子どもがいなかったので、里親制度という選択肢があることを知り、やってみようと思いました

質問2:実際に里親をやってみていかがでしたか?

(里母)
最初に受け入れたのは、別の里親さんからレスパイト(※里親の一時的な休息のため、他の里親宅等で子どもを預かること)でお預かりしたお子さんでした。里親として何をすればいいかまったく分からず、肩にも力が入っていたのですが、里親の先輩にいろいろと教えていただき、その時その方が言ってくださった「適度に手を抜きながらやっていいよ」という言葉で、す~っと気持ちが落ちつきました
 
(里父)
最初は「どうすればその子が馴染んでくれるのか」という思いだけが先走っていた気がします。その時は、うちの子どもが4歳だったのですが、自分たちの子どもを中心に見てしまうというか、つい比較してしまって…。その子の気持ちに近づくまでに少し時間がかかったような記憶があります。
 
(里母)
確かに、子どもたちを公平に見るのは難しい部分もありますね。ただ、1人、2人…と、里親としての経験が増えていくにつれ、子どもが何を求めているのか少しずつ分かり始めました。目線をちょっと変えるだけで、子どもたちも心を開いてくれるんですよね。最初は「自分たちが子どもの面倒を見なければいけない」と思い込んでいたのですが、そもそもそれが失敗だったんです。私たちの方も、まだ子どもに心を開けていなかったのだと思います。

質問3:迎え入れた子どもたちはどんな様子でしたか?

(里母)
2歳を超えるくらいの子どもは、ほぼ泣いて家に上がって来ます。そんな時は、リビングにあらかじめおもちゃを準備しておいて、家の中に誘導しながら、まず「大丈夫だよ」と言って抱きしめます。すると落ち着いてきて、おもちゃで遊び始めるんです。私たちのことは、「お父さん」「お母さん」と呼ぶ子もいますが、つい最近いいなと感じたのは保育所を利用していた子どもが自然に使った「先生」「園長先生」という呼び方です。主人は夜にならないと帰って来ないので、先に写真を見せておいて、後で「園長先生が来るよ」と言っておくと、子どもたちも安心するんですよね。子どもによっては、無理に「お父さん」「お母さん」と呼ばせるより、まず「先生」という呼び方から入るほうが馴染みやすいこともありますね。
 
(里父)
今お預かりしている女の子は、僕が帰って来ると、いつも着替えを持ってきてくれます。その後、冷蔵庫からビールを出して持ってきてくれて…こちらがびっくりします(笑)。子どもによって性格も全然違うので、気を使い過ぎていたら、「しなくていいよ」と言ってあげて、自分がしたいという時はしてもらう。里親だからといって、無理して子どもと距離感を縮めるよりはお互いに「いい距離感」とか「いい緊張感」みたいなものを持って自然体で接しています。

質問4:里親をしていて周囲の反応は?

(里父)
隣に住んでいる高齢の女性の方をはじめ、ありがたいことに理解のある方が周囲に多く、助かっています。最初は特にそうでしたが、なかには近所に響き渡るような凄い声で泣く子もいるんですよ。うちはブロック越しに近所がすぐ見えるので、ご近所の方にはその都度、預かっている子どもを紹介しています。
 
 
(里母)
兄弟や近所の方など言える方には、里親をしていることは伝えています。そうしておくことでフォローしてもらえることも多いですね。
 
(里父)
近くに家内の実家があるのですが、義母も協力的で非常に助かっています。

質問5:里親制度を知らない人へメッセージをお願いします。

(里父)
実の子どもを育てるのと同じですが、里親もやってみないとわからないことが多いと思います。とにかく経験してみて、「今回はこれがよかったね」「次はこうしていこう」などと、ご夫婦や、子どもも一緒に家族で話し合いながらされると、よりやりがいも出てくるのではないでしょうか。
 
(里母)
家庭の中で育っていくことで、子どもの未来も広がっていくと思います。そんな子どもの未来を助けられることにやりがいを感じますし、何より、子どもたちが喜んでくれることが里親としての喜びです。里親を求めている子どもは多いと思いますので、里親になってくださる方がもっと増えると嬉しいですね。

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