2022.04.28

氏名:片山さん
家族構成:夫、娘(24歳)、娘(18歳)の4人家族
里親歴:平成27年9月から(7年目) 
今まで迎え入れた子どもの数:3名
子どもを受け入れた期間:短期 3ヶ月 長期 6年4ヶ月、3年

質問1:里親になったきっかけは?

自分自身が大人になり、ちょっと生きづらいなと感じることがあって、いろいろと調べたり、勉強したりしていくうちに、小さい時に親からもらった愛情が大人になっても大きく影響するのだということに気づきました。その時ふと「親と暮らせない子どもたちは、どうなるんだろう」と思ったんです。当時はまだ自分の子たちが小学生くらいだったので、「子どもたちが成長したら、そういう子どもたちと一緒に暮らせる里親をするのもいいな」と考えていました。
 
直接のきっかけは将来のため聞くだけ聞いてみようと参加した「里親説明会」で、子どもたちに対してすごく熱い思いを持った児童相談所の職員の方にお会いしたことです。お話を聞くうちに子どもたちの状況や、里親がいかに必要とされているかがよく分かり「こんなふうに待ってはいられない!すぐ始めよう」と思いました。家族にもいつかはやるという話はしていたので、「もう始めるの?」みたいな感じで。それが7年前のことです。
 

質問2:実際に里親をやってみていかがでしたか?

最初に受け入れたのは3週間という短期の赤ちゃんです。赤ちゃんに接すること自体が久しぶりで、初めは「哺乳瓶ってどうやって洗っていたかな」という状態(笑)。みんなでドキドキしながら大切にお世話したこともあり、お母さんのもとにお返しした時は寂しかったですね。
 
そのあとに6ヶ月の赤ちゃんをお預かりしました。その頃、自分の子どもたちは思春期で、会話もだんだん少なくなり、それまではご飯を食べたらすぐ部屋に戻っていたのですが、赤ちゃんが来てくれたことで、子どもたちがリビングに残って、赤ちゃんを囲んで会話するようにもなり、「里親をしてよかった」と感じました。
 
その子は今もずっとお預かりしていて、この春小学校1年生になります。私のまわりにも孫がいる人が増えてきたのですが、まるで自分の孫の様でとにかくかわいいですね(笑)。それに、これまで自分の子どもを2人育ててきて、できなかったことや、こうしていればよかったなと思うことをやり直しさせてもらっているようなところもあります。
できなかったことができるようになった時に、こっちを見てすごくいい顔をするんです。そんな子どもの成長に立ち会えることに幸せを感じます。

質問3:迎え入れた子どもたちはどんな様子でしたか?

6ケ月の時に来たので、子ども自身は何も分からない感じで、すっと家庭になじんでくれました。もう1人の男の子は1歳3ヶ月できましたが、まだ幼かったので特に違和感はありませんでした。

質問4:里親をしていて周囲の反応は?

わが家には24歳と18歳の娘がいるので、外で知り合いに会うと「どっちが産んだの」と聞かれることはありますね(笑)。先日、スーパーで娘の同級生のお母さんと偶然お会いしたのですが、一緒にいた子どものことを聞かれたので「里親をしている」とお話しすると感動されたのか急に涙を流されて…。驚いたことに、その方はその後すぐに研修に参加されて、今は里親をされています。

質問5:里親制度を知らない人へメッセージをお願いします。

里親をしているとまわりの方から「すごいね」とか「えらいね」と褒められることも多いのですが、実をいうと私は料理があまり得意ではありません(笑)。そういう部分は、世のお母さんたちに比べたら全然完璧ではないのですが、子どもたちが安心して「私はここにいていいんだ」とか「私は大事にされているんだ」と思える居場所づくりはできているのではないかと思っています。
虐待のニュースなどを聞くたびに「私たちに託してくれたらいいのに」と思うことがたくさんあります。誰から生まれたということを超えて、愛情を持って育てられる人が、その子を大事に育てるというのが里親制度だと思うので、一人でも多くの子どもが幸せな環境で育っていけるように、もっとたくさんの方が里親になってくださるといいですね。

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